港を一望する高台から、静かな寺町へ。地元ドライバーが教える巡り方
長崎港を一望する風頭(かざがしら)公園と、お寺が連なる寺町・崇福寺。この2つをセットで巡ると、長崎の「眺め」と「歴史」を半日で味わえます。
高台の公園には坂本龍馬之像、麓の寺町には国宝の唐寺──見どころは豊富ですが、間に横たわるのは長崎らしい大きな高低差。歩いて登るにはなかなか骨が折れます。
この記事では、風頭公園から寺町・崇福寺・興福寺までの見どころと、タクシーで「上から下りながら」ラクに巡るコツを、地元25年のドライバーがご案内します。
風頭山の頂にある公園で、いちばんの見どころは長崎港を見据えて立つ坂本龍馬之像。展望所からは、港と市街地、行き交う船まで一望できます。春は桜の名所としても知られ、また長崎の伝統の凧「ハタ」揚げの舞台としても親しまれてきた、地元っ子にとっても思い入れの深い場所です。
風頭の山裾に沿って、お寺が軒を連ねる落ち着いた通りが続きます。観光地の賑わいから一歩離れた、石垣と山門の連なる風景。ゆっくり歩けば、坂の街・長崎のもうひとつの顔に出会えます。
寺町エリアの南端に建つ、1629年創建の唐寺(中国様式のお寺)。竜宮城を思わせる朱塗りの門をくぐると、第一峰門と大雄宝殿という2つの国宝が迎えてくれます。中国・福建省ゆかりの人々が建てた祈りの空間は、長崎ならではの異国情緒そのものです。※最新の営業情報は公式サイトでご確認ください。
寺町通りの北寄りにある、日本最古の黄檗宗寺院。地元では「あお寺」の愛称で親しまれ、静かな境内には中国文化の香りが漂います。崇福寺とあわせて巡れば、唐寺の魅力をじっくり比べられます。
風頭公園・寺町めぐり、ご相談ください
090-2507-9761 受付 11:00〜21:00(年中無休)このエリアの悩みどころは、はっきりしています。
そこで貸切タクシーの出番です。風頭公園までは車で一気に上がり、眺望と龍馬像を楽しんでから、寺町へ「下る」順路で巡れば、つらい登りをほぼカットできます。詳しい坂対策は長崎の坂道を楽に攻略する方法もあわせてどうぞ。
風頭公園と寺町は、順番がすべてです。下の寺町から歩いて登られたお客様は、公園に着く頃にはくたくたで、せっかくの眺めを楽しむ余裕がありません。私は先に車で風頭公園まで上がって、龍馬像と港の眺めをゆっくり味わっていただいてから、寺町へ下りていくようにご案内しています。途中の亀山社中や若宮稲荷神社を挟めば、幕末めぐりも一緒にでき、下り立った先の崇福寺・興福寺から眼鏡橋までは車ですぐ。高台→寺町→眼鏡橋を一筆書きで回れるのは、車ならではの組み立てです。
眺望から唐寺まで、下りながら楽しむ半日の回り方です。
幕末史がお好きな方は、姉妹記事亀山社中と坂本龍馬の長崎もあわせてご覧ください。
眺望と唐寺をゆっくり味わうなら、時間に余裕のあるコースがおすすめです。
風頭公園まで車で上がり、寺町へ下りながらご案内。
亀山社中や眼鏡橋との組み合わせもご相談ください。